マインドフルネスとは、いまこの瞬間に経験していることを、ありのままに受け入れる心の態度のことです。マインドフルネスを学ぶことにより、日々の生活において経験する感情や思考に対して、評価をしたり批判をしたりすることなく、労りを持って受け入れより価値ある選択をする心を育てていくことができます。
エビデンスを基に体系化されたMBSRを通じて、マインドフルネスを体験的に学ぶことにより、自分自身の行動や思考のパターンを理解することができるようになります。また、マインドフルネスは関わり方の実践とも言われ、人や環境を変えることは難しい一方で、それらへの関わり方を変えることは可能であることを学びます。 私たちは日々の多くの時間を脳による自動操縦によって反射的に対応している(reacting)と言われています。MBSRでは、そのことを理解し、より意図的に賢く対処する(responding)ことが可能であることを学びます。具体的な方法として、「思考」「身体感覚」「感情」に気づく実践を重ね、日々に体験する出来事をより明確にありのまま理解するということが出来るようになっていくと、より明晰な心で置かれている状況への対処が可能となってきます。
各レッスンでは、講師からの説明や参加者との対話に加え、いくつかのエクササイズによってその回に設定された重要なテーマへの理解を深めていきます。
MBSRコースの期間中、受講者の皆さんには日常生活をマインドフルに過ごすために工夫された実践や瞑想などの練習に取り組んでいただき、ご自身の思考、身体感覚、感情へのマインドフルな気づきの力を高めていきます。これらの実践は一人で続けていくのはなかなか難しいことですが、毎回のレッスンにおける参加者同士の交流の中で、共に取り組んでいるという気持ちを育みながら取り組んでいきます。
子どもと関わる日々には、多様な子どものニーズへの対応や、保護者との関係など様々な負担や緊張が伴うことと思います。やりがいの多いお仕事や役割である一方で、心身の消耗も大きいのではないでしょうか。(ここからRead more)
近年の日本と同じように、欧米でも教職員のストレスの増加に関わる様々な報告が増え続けており、生徒だけでなく教職員のメンタルヘルスも課題となっています。
欧米では教育現場にもマインドフルネスが広がっており、教職員でMBSRなどのマインドフルネスをベースとしたプログラムを受講した人の中には、「疲れにくくなった」「生徒の考えていることが以前よりもわかるようになり、生徒とのつながりをより感じられるようになった」「教室で予定通りに事が進められなくても動揺したり、ストレスに感じることが減った」といった受講後の実感を伴った感想が報告されています。
研修などとして団体でお申込み頂くことも可能です。その場合、下記の特典もご利用いただけます。
子どもの頃、感情をあらわにしたときに「泣いちゃダメ」とか「我慢しなさい」と言われたことはありますか。強い感情が表情や態度に表されることや、ネガティブな感情を抱くことを良くないこととして学んだ人も少なくないのではないでしょうか。そのため、子どもが表す激しい感情にどう対応するのが良いか戸惑ったり、強い嫌悪感を感じることもあるかもしれません。
MindoodlesのMBSR8週間コースには下記の特色があります。
国際標準のトレーニングを受けたMBSR正式指導資格を持つ認定講師によるレッスンです。
IMA(The Institute for Mindfulness-Based Approaches)による継続的なスーパービジョンを受けながらコースをご提供します。 スーパーバイザー Rene Ryorin Slikker氏
テキストは、MBSR開発者のJon Kabat-Zinn博士とその同僚らがthe Stress Reduction Clinic and the Center for Mindfulness in Medicine,Health Care and Society at the University of Massachusetts Medical Schoolにおいて使用しているテキストとthe Institute for Mindfulness-Based Approaches(IMA)により制作されたものを底本としてInternational Mindfulness Center Japanにて制作されたものを使用しています。
ご希望者には修了証書をPDFにてお送りいたします。
マインドフルネス・コンパッションヨガ(オンラインにて週1回)にご自由に参加いただけます。実施日時は各コースごとに設定しております。コンパッションはマインドフルネスと車の両輪とも言われています。穏やかな動作を通して、マインドフルネスの意識とコンパッションの思いやりを育みます。
規定の期間中、IMCJ(International Mindfulness Center Japan)が行う早朝瞑想会(オンライン)にご自由に参加頂けます。
*実施時間帯、曜日:月・水・木・金曜日 5:00-6:15 日曜日 6:30-7:45
*毎月20日頃に新しいリンクを発行し、お送りします。
*ご参加可能な期間:開始日:コースの1回目クラスの翌日
終了日:コースの最終クラスの月末
コース終了後、ご希望者にはオンラインにて1対1での事後面談を行います。
その後もマインドフルネスの学びや実践の継続について何度でもご相談いただけます。
グループLINEにて、ご受講開始からコース終了後もお気軽にご相談やご質問いただけます。日々の練習や学びのサポートにお役立てください。
可知 三枝子
MBSR講師 in Training(IMA/IMCJ)
Mindfulness and Compassion Yoga 講師(IMCJ)
精神保健福祉士
社会福祉士
International Mindfulness Center Japan, MBSR (Mindfulness Based Stress Reduction) 修了
International Mindfulness Center Japan, MBCT-D (Mindfulness based Cognitive Therapy for Depression) 修了
International Mindfulness Center Japan, MBCL(Mindfulness Based Compassionate Living)修了
International Mindfulness Center Japan, MBCT-TIF(Mindfulness based Cognitive Therapy -Taking it Further)修了
International Mindfulness Center Japan, MBCT-L(Mindfulness based Cognitive Therapy for Life)修了
International Mindfulness Center Japan, BW-P(Breath Works for Pain)修了
メンタルヘルスや福祉の領域において様々な人生と出会い、その一部に関わらせて頂きました。
私自身子どもの頃から頭の中に思考が多く、その扱いに悩み「心が無くなればいいのに」と思うこともありました。上の空で窓の外を見ていることが多い子どもでした。
もしその頃の自分に会えるなら「心を無くさなくても、日々はもっと過ごしやすくなるよ」と伝えたいと思います。マインドフルネスに出会ってからは、心に次々に現れる感情や考えは扱いにくいお荷物ではなく自分の豊かで大切な一部となり、自分の心にも自分自身にも親しみや愛おしさを感じるような日々に変わってきました。
マインドフルネスは人生における避けられない出来事や困難を無くすことはできませんが、それらの体験との関係を変容させ、いろいろなことがある毎日ををサポートしてくれるものとなるかもしれません。
私の活動の先には「どんな環境のお子さんも親御さんや教育機関等によってマインドフルネスを学ぶ機会に恵まれるように」という願いがあります。
全てのお子さんがマインドフルネスに出会う機会を得られるように、
そして、マインドフルネスを必要としていたり学びたいと思った全てのお子さんと、かつて子どもだった皆さんがマインドフルネスに触れ続けることができるように。
微力ではありますが、沢山の方のお知恵も頂きながら出来ることを少しずつ積み重ねていきたいと思っています。私自身もより本質的で信頼のおけるマインドフルネスをお伝え出来るよう学びを継続してお届けしていきます。
ご自身のために、お子様のために、身近な方のために、マインドフルネスに辿り着いたきっかけはいろいろかと思います。ご一緒にマインドフルネスを探求できることを楽しみしております。